About Feelgrace-k
私は3人の子供を育てることによって多くのことを学びました。
子育てには人それぞれの方法があり、どれが正しくてどれが間違っているかなどはないと思います。
子供たちは一人一人違います。同じ親の元に生まれ、同じ家庭で育ったとしても、その子その子によって経験も友人関係も親子関係も違います。それぞれの感じ方、行動が違ってくるのは当然のことですので、誰かと比較しても何の意味もありません。
親も子も一人一人が特別な人なのです。
子供たちが自分の想いを大切にできるように、親(大人)が、子供たちの安心できる場所を作ってあげなくてはいけないと思うのです。
そのためには、親(大人)自身が自分の人生を自分の足でしっかりと歩んでいく必要があるのです。
子供たちの本当の心・姿を見てほしい。
成績や、発言、行動、見えているものだけでその子の人間性を決めてほしくないのです。
学生時代にいくら優秀であり、問題を起こさない優等生であっても、それは将来の幸せを約束するものではありません。
親と子の関わり方や、経験、環境、抑え込んでしまった感情などがその子の将来に大きな影響を与えるということを忘れないでいてほしいのです。
「この親にならわかってもらえる、聞いてもらえる、相談できる」
「この子なら私の思いをわかってもらえる」
そんな風に思えるような関係が必要なのです。
そのためには、親は子供を一人の人間として認め、また、親自身も怒ったり、泣いたり、落ち込んだりする普通の人間であることを子供にわかってもらうことが大切になります。
親が子供に優秀であること、みんなと同じように普通であること、まじめであることなどを求め、子供に指図ばかりするより、まずは信頼関係を作る、そうすると、子供は親の言葉に自然に耳を傾け始めます。
親には、子供のためにたくさん教えたいこと伝えたいことがあります。それらに子供たちが本当の意味で耳を傾けるようになるには、まずは親自身が自分の存在をありのままに認め、人として自分の足で立つこと、それが大切なのではないでしょうか?